業務プロセス改善は仕事のムダをなくすことからスタート!

「社員が一日中忙しそうに働いているのに、一向に業績が上がらない…」
「これ以上生産性を高めるにはどうしたらいいのか分からない…」

企業の経営者の方、管理者の方、担当者の方から、よくこんな声を耳にします。社員が忙しく働いている割には一向に生産性が上がらない。これっていったいどうなっているのだろう…。その大きな理由の一つに、日頃の業務の中に潜んでいるムダがあります。ムダな業務は、それ自体に余計な時間を費やされるだけでなく、他の社員にも迷惑をかけることになり、結果的に全体的な仕事の流れを遅らせてしまいます。でも、「あれもこれも大事な業務だし、ムダな業務なんかしていないよ」と自信を持っている社員の方も多いようです。そこで、HITのSチャートの出番です!

HITのSチャートとは

業務のムダを見つけるには、Sチャートを使って一人一人の単位業務を可視化し、内容を把握・分析することが大事です。 そして、改善後のSチャートで「業務管理点マニュアル」を作成し、全体的な業務プロセスの改善を実行します。

業務の可視化、それは誰が、どんな業務を、どのような手順で、どれくらいの時間をかけて行っているのかを把握・分析し、改善するための重要なプロセスです。通常、私たちが業務を捉える時には「誰が何を行っているか」という見方をしますが、HITのプログラムでは「何を誰が行うのか」というように、人中心からドキュメント中心に考え方を変えて検証します。そこで、業務の可視化を行うために使われるのがSチャートです。Sチャートは作業レベルの情報を網羅しないと作成できないため、改めて自分の業務をトータルで見直すことができるという大きなメリットもあります。Sチャートでは、ムダな作業が視覚的に識別できるように記号で表示されるので改善点を容易に発見、見出すことができるのです。

全体業務の可視化

個人のSチャートをドキュメントの流れ(業務の流れ)に連結して、会社全体の業務プロセス(ビジネスプロセス)を作成。これによって業務全体が可視化されるのです。

一人一人の担当範囲の業務だけを改善するなら1枚のSチャートだけで可能ですが、全体の仕事の流れを改善するには、個人のSチャートに前工程・後工程の業務を連結して検証することが大事です。Sチャートはドキュメント主体のチャート図法なので、業務のつながりはドキュメントの流れになります。そして、個人のSチャート(作業レベルのプロセス)を連結して全体の業務プロセス(ビジネスプロセス)を作成します。これによって、業務全体の流れを可視化することができ、改善への大事な決め手となるのです。

全体業務を可視化する(Sチャートでの連結例)

連結Sチャート