RPAの導入が進められていますが、ロボットが職場に入ると一体どうなるのか、しっかりとしたイメージが出来ているという方は少ないのではないでしょうか?ロボットが導入される事で人間の仕事はどう変わっていくのか、そもそもロボットにはどんな仕事が出来るのか、今回はロボットと人の関係について考えてみましょう
ロボットには何が出来る?
そもそも、ロボットには何が出来るのでしょうか?ただロボットと言っても、様々な種類があります。大まかに分けると、思考する事が出来るタイプのものと、あらかじめインプットされた手順を正確に再現するものの二つに分かれます。
職場に導入されるRPAは、後者の「あらかじめインプットされた手順を正確に再現するもの」にあたります。
ロボットが得意としているものは、ルーチンワーク(定型業務)です。決まった手順で作業をこなす事に長けており、24時間稼働させる事も出来る為、簡単な計算やデータ入力等はロボットが人に代わるようになるといわれています。
RPAは導入したら放っておくだけで良い?
ルーチンワークに長けているRPAですが、導入後は放っておいても大丈夫という訳ではありません。異常対応が発生した場合や、処理手順が変わった場合にはロボットのメンテナンスをしてあげる必要があるのです。
また、問題が発生していないか、何かおかしな挙動をしていないかという点にも注意が必要で、ロボットは導入後も適切な管理をしていく必要があります。
人間の仕事区分はどう変わっていく?
RPAはルーチンワークの分野が得意であるとご説明しました。その為、定型業務の多くはロボットが担う事になるでしょう。しかし、新しく何かを考えたり作ったりするクリエイティブな要素を含む業務は、ロボットでは対応できません。その為、簡単な事務作業はロボットに任せて、思考が必要な業務は人間が行うという形での分業が進むと考えられます。
現在社会問題ともなっている「長時間労働」の背景には、仕事が多すぎて人材が足りていないという問題があるといわれています。ルーチンワークをロボットに一任する事が出来るようになる事で、多すぎる仕事がちょうどいい量に抑えられるようになるという効果も期待されているのです。
ロボットと人間で業務を分担していく
いかがでしたか?RPAを導入した後の働き方についてイメージする事が出来たでしょうか。業務をより進めやすくしてくれるRPA。多すぎる仕事の削減や、コストカット、業務のスピード化など様々な効果が期待されています。人がより働きやすくする為に、RPAを有効活用していきましょう。