どうして会社の改善活動は後回しになってしまいがちなのでしょうか。せっかく始めた社内の改善活動。しかし、なかなか話が進まなくなってしまったり、メンバーのモチベーションが低かったりでうまく活動の成果を出せない事もあります。今回は、進まなくなってしまう業務改善について考えます。
「業務改善」が「業務の一環」という感覚がない
業務改善活動というと、やはり通常の業務に追加で行うものという感覚になってしまいがち。その為、つい他の優先的な業務を先に行ってしまい、改善活動が後回しになりやすいです。
業務改善にかかる負荷も決して軽くはなく、また、上司などから「改善提案を出すように」という圧をかけられると、だんだん改善活動に嫌気が差してきてしまい、結果として改善のモチベーションが続かずに止まってしまう事もあります。
改善活動の負荷を減らすには?細かいムダ取りが重要な理由とは
「改善活動」も仕事のうちであるという意識が必要
しかしながら、実際には「業務改善活動」も仕事の一つ。業務の効率化を図るというプロジェクトなのです。では、どのようにすれば「改善活動」が停滞せずに済むのでしょうか。
改善活動を習慣化する
HIT活動をしていただく際には、「出社してからの30分間を、HIT活動にあてていただく事」をおすすめしています。これは、活動を日常業務の一つとして習慣化していただく事を目的としています。
1日5個Sチャートを作成する、改善着眼を1件探すなど、日々の目標を立て、これを毎日クリアしていく事で習慣として定着していきます。
積極的に活動している人をアピールする
また、積極的に活動を行っている人を表彰するなど、取り組んでいる人を評価する姿勢も重要です。「信賞必罰」という言葉がありますが、これは改善活動においても必要です。しっかり成果を上げている人については、全体に対して分かるように積極的にアピールをしていきましょう。
逆に、活動の進捗が悪い人については、サポートをしていく体制を整えます。
改善活動を、日常的な業務の一環にしていく事を意識する
業務改善も仕事の一部であるという意識が強くなれば、徐々に改善活動が日常的になっていきます。その為には、最初の下地づくりが必要不可欠です。社内に改善活動を根付かせる為に、様々な工夫を考えてみましょう。立ち上げの時はとても大変ですが、その分の成果も大きな物になっていきます。
HIT活動についてご興味・ご相談がおありの方はぜひ当協会にお問合せください。