業務を可視化する為に、様々なツールが開発されています。その中でも、当協会でご紹介しているのが「HIT」になります。
さて、数ある業務の可視化ツールの中でHITには一体どういった強みがあるのでしょうか。今回はHITの特徴と強みをご紹介します。
誰でも簡単にチャートを作成できる
フローチャートは繰り返しや統合などが発生する為、あまり作成に慣れていない人にとっては、このチャートを作る事自体が大きな課題になってしまいます。
また、自由に配置する事が出来る為、表現の幅が多彩というメリットがある一方、人によっては流れが見づらいフローチャートになってしまうという問題も。
可視化して、業務を分かりやすくする為にチャート化をしてみたものの、結果的にチャートの方が分かりづらく、読むのにも時間がかかってしまうという事も珍しくありません。
一方、HITで作成するSチャートは、「同じ作業内容であれば、誰が作っても同じチャートになる」事が特徴です。つまり、個人のスキルの影響を受けずにチャートを作成する事ができます。
簡単な操作でチャートを作る事が出来る為、ハードルが低く活動が進みやすいのもポイントです。
チャートの中身が読みやすい!
Sチャートの特徴の一つは、「上から順に時系列順に流れる事」です。繰り返しなどがある場合でも、上に戻るという事がなく、一つの流れに従って作業内容を表現します。
Sチャートの作成は誰でも簡単に行う事ができるとともに、非常に読みやすいという特徴があります。また、Sチャートで使用する記号は通常19種類(ドキュメント記号3+作業記号16)になります。数が多くて使いこなすのが大変なのでは……と考えてしまいそうですが、このように記号が分かれているからこそ、一目見ただけで大まかな作業内容を把握する事が出来ます。
また、HIT活動に取り組み始めたばかりの頃は記号の選択を間違えてしまう事もありますが、これは作成を重ねてくうちに徐々に慣れていきます。記号は正確であればあるほど一目で分かるチャートになりますが、間違っていても作業内容の文章や流れで理解が出来る為、最初のうちはどんどん作成を重ねていく事が重要になります。
改善点が分かりやすい!
HITはチャートを書くだけで、ムダな箇所がすぐに分かります。
判断なし | 人が実施する、人の判断がない作業、ルールがある作業 |
判断あり | 人が実施する、人の判断・意思決定がある作業、ルールがない作業 |
おひさまのマークがつかない、判断のない作業は、誰が行っても同じ結果になる作業ということになり、もしかしたら自動化できるかもしれない、ムダがあるかもしれないと改善を検討できる作業ということになります。
この記号がつくことによって、一目でどこが改善の余地があるのか分かり、チャートを書きながら業務の改善ポイントを探す事が出来る為、業務改善がどんどん進みます。
チャートを書きながら業務の改善ポイントを探す事が出来る為、業務改善がどんどん進みます。
誰でも書ける、読める、改善できるのがHITの強み
今回は、「HIT」の特徴についてご紹介しました。
導入してみたい、ツールの詳細について知りたい、製品のパンフレットを読んでみたい、という方はぜひシステム科学のHPよりお問合せください。