デジタルトランスフォーメーション(DX)…皆さんの周りでも話題になっていませんか?
経済産業省でも研究会が立ち上がり、2018年9月にレポート(DXレポート)が発表されています。
そこには「2025年の崖」と見るからに問題がありそうな言葉が…。
さて、この「2025年の崖」とはいったい何なのでしょうか?

問題でもなく、壁でもなく…「崖」です。
DXレポートでは、このまま多くの国内企業でデジタル化が進まないと2025年には最大で年12兆円にもなる経済損失が生じるかもしれないと提言されています。成長しないだけでなく、行く手を阻まれるだけでなく、ただ失うだけということで「崖」=真っ逆さまに落ちる ということです。
また、経済産業省では2020年11月にデジタルガバナンス・コード(企業のDXに関する自主的取組を促すため、デジタル技術による社会変革を踏まえた経営ビジョンの策定・公表といった経営者に求められる対応)が取りまとめられています。
経済産業省のDXレポートのページ
経済産業省のデジタルガバナンス・コードのページ

重要なことは、“デジタル化”の意味を間違えないことです。
ここで言うデジタル化は、「単純に新しい技術を導入する」ということではなく、「新しい技術を活用してビジネスそのものを変革する」ということを意味しています。
変革の対象は、製品、サービス、ビジネスモデルに留まらず業務プロセス、企業の仕組や制度、企業風土と多岐に渡ります。

成功の秘訣は、自社の現状を把握し、今実施している業務の目的や稼働しているシステムの価値を確かめることです。