先日、労働新聞社にて下記の記事が掲載されました。

深刻な長時間労働。様々な取り組みが各社で行われていますが、少子高齢化の影響もある日本において労働力の不足は深刻な問題になりつつあります。
では、この労働力の不足をどう解消したらいいのでしょうか。今回は、人手不足に対応する方法について考えてみましょう。

まずは業務手順が最適な状態になっているかを確認する

そもそも「本当に人手が不足しているのか?」という事を検討してみる必要があります。日常的な業務は無意識に続けてしまっているものも多く、実はたくさんのムダを抱えていた……という事も少なくありません。

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今の進め方が「習慣」になってしまっている為、本当の問題である「非効率な業務の進め方」ではなく、「人手が足りないから残業になっている」という認識になってしまっているという事も考えられます。ムダのある状態では、業務にかけられる時間が少なくなってしまいます。その為、まずは「業務の中にムダを抱えていないか」という事を検討してみましょう。

働き方に多様性を持たせる

記事でもご紹介している「テレワーク」ですが、これを導入した事で人手不足が解消されたという事例も存在しています。オフィス勤務の最大のデメリットは、勤務地が限定されてしまう為通勤可能な人しか勤める事が出来ないという点にあります。
一方、テレワークにおいては場所に拘る事なくどこからでも仕事が出来る為、故郷に居たままで仕事をしたいという方や、介護や育児で自宅を長く空けられない方でも勤務をする事が出来ます。

テレワークにはどんなメリットとデメリットがある?

働き先としても人気が高いほか、会社側としても電気代や交通費の削減、多様な人材の採用などが可能になり、人手不足に対処する事が可能になります。

業務手順を可視化して、誰でもできるようにする

人材を募集できたとしても、すぐに業務を遂行できる訳ではありません。まずは、業務の手順を覚え、自分で問題なく進められるようにする必要があります。
その為、あらかじめ業務手順の最適化と、可視化をしておくと便利です。
可視化された業務手順は、それだけでもマニュアルとして活用できるようになります。
HIT活動では、まず可視化して業務手順の改善を行いますが、この際に作成した「Sチャート」に追加情報を入力する事で業務マニュアルを作成する事ができる機能を備えています。
このように、マニュアルを準備しておく事で、より早く戦力化する事が出来る為、下地として業務のマニュアルを充実化させておく事も重要です。

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人材の補充だけでなく、業務のムダ取りも効果的!

今回は、人材不足による残業への対処法をご紹介しました。
まずは、一度業務のムダを見直してみる事、そのうえで、どうしても足りない人材はテレワークなどを活かして募集をする事で生産性をより向上させる事が出来ます。

業務のムダ取りにご興味がおありの方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!

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