定型的業務の自動化
巷ではRPAの導入が活発に進められて、人の仕事が自動化されるにつれて「将来自分の仕事が無くなるのではないか」という不安が増しているという話を聞きます。RPAは手続きが決まったコンピュータ操作を自動的に実行してくれる道具なので、いわゆる定型的な仕事を中心に行っている人が不安になってしまうのはよくわかります。
専門性の高い非定型的業務
RPAに仕事を奪われないためにはRPAができない仕事、すなわち非定型的な業務を行えばよいということになりますが、非定型的業務というと企画計画系や研究開発系などの専門性の高い業務や、人と人とのコミュニケーションが必要な業務が中心となります。しかしながら、そのような専門性やコミュニケーション力を短期間に身に付けることが難しいのも事実です。
RPAを動かすための手続きは自動化できない
「やっぱりロボットに仕事を奪われる…」と悲観的になりそうになりますが、でも大丈夫です! もう一つ活路があります。それは、RPAが動くためには人間が手続きを教えてあげる必要があり、その作業は自動化できないということです。どの業務がRPAでできるかを特定してRPA化することは改善活動そのものであり、改善技術は比較的短期間に身に付けることができます。
人を幸せにするためのRPA
会社を取り巻く環境が変われば仕事も変わるので、ロボットを作る仕事とメンテナンスする仕事はこれからも無くなりません。ということで、RPAを使う側になればRPA時代に生き残れるのです。RPAもAIも元々は人のためのテクノロジーです。RPAの導入は、あくまでも人を幸せにするものでなければならないのです。