出社して毎朝起動するPC。まず仕事を始める際に、届いているメールをチェックしているという方も多いのではないでしょうか。大した作業ではないとはいえ、PCの起動を待って、立ち上がったらアプリアイコンを探してダブルクリックして……というのは意外と面倒。仮に1つのアプリの起動待ちを5秒として、毎日このアプリを起動した場合の年間の待ち時間は20分!
大したロスではないと思われるかもしれませんが、お昼休みが20分増えたら……あるいは20分早く仕事を上がれたら、その方がうれしいですよね。しかも毎日のこの5秒、一息つくには短すぎるうえ、待つにはちょっと長いという厄介なロス。自動起動を使いこなしてお別れしましょう。
Windowsは、起動と同時にアプリを立ち上げてくれる
PCを起動する際に、Windowsは様々なアプリを同時に立ち上げてくれます。ウィルスの検知アプリなど、何もしていないのに起動後に自動で立ち上がるという方も多いのではないでしょうか。
このWindowsの機能はスタートアップという機能です。
スタートアップに登録するアプリケーションは、ユーザーが任意で変更をする事が出来ます。今回は、スタートアップにメールソフトを登録する作業を試してみましょう。
メールアプリをスタートアップに登録する
それでは、さっそく見ていきましょう。
今回は、Outlookを登録してみましょう。
スタートアップを起動するには、Windowsキー、Rキーを同時押しします。
すると、こちらのようなファイル名を指定して実行のウィンドウが表示されます。
こちらのウィンドウにshell:startupと入力します。
入力したら、OKをクリックします。
すると、スタートアップのフォルダーが表示されます。
この中に、起動させたいアプリのショートカットを作成する事でスタートアップに追加する事が出来ます。
スタートメニューを起動し、登録したいアプリをフォルダーにドラッグ&ドロップします。
フォルダーにショートカットが作成されました。
この状態でPCを再起動すると、Outlookが自動で起動されます。
付箋アプリ等をお使いの方はスタートアップに入れておくと安心です。
スタートアップから要らないアプリを消したい時は?
スタートアップから特定のアプリを外したい場合は、先ほどのスタートアップフォルダーの中にあるショートカットを削除すればOK。
再起動してみると、ショートカットを消したアプリが自動起動しないようになっているはずです。
アプリの立ち上げ時間を短縮する事も、改善の第一歩
今回は、アプリケーションを自動で立ち上げる方法についてご紹介しました。ダブルクリックをして少し待つだけの作業ですが、こういった短い時間も積もり積もるとそこそこの長さに。
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