前回はテレワークのメリットとデメリットについてご紹介しました。
今回は、テレワーク普及の為の様々な企業の制度やツールをご紹介します!
テレワークでも社内の人との対話が出来る!
テレワークはオフィスへの出社が必要不可欠ではなくなるため、会社内でのコミュニケーションが取れなくなってしまうのでは……という懸念を感じる人も少なくありません。コミュニケーションと、テレワークの自由度のバランスをとる為に様々なツールが開発されています。
一般的なのは、テレワークでよく使われる「テレビ会議」。離れていても対面で話が出来る為、様々なメリットがある一方で「プライベートな空間を見せたくない」などの問題も。育児や介護で在宅勤務をしている方にとっては、こういった懸念は決して小さくはありません。特に、女性の方にとっては、すっぴんの顔で会議に参加するのは抵抗感がありますよね。そのため、画面に移る顔にメイクを施してくれる「TeleBeauty」や、顔が見えなくても本人がその場にいるような距離感にしてくれるロボット「OriHime」などが注目を集めています。
テレワークを浸透させるための取り組み
導入したはいいものの、なかなかテレワーク制度が使用されないというのもよくある悩み。これを解決する為に、積極的にテレワークを使用してもらう取り組みをしている企業もあります。
インフォテリア株式会社は、「猛暑日はテレワークを推奨する」という取り組みを行っていました。
ただし、猛暑と言っても人によって判断が違うのが困りもの。ただ制度を用意するだけでは浸透しづらいという事から、「最高気温が35度以上の日には、テレワークを推奨するメールが届く」というシステムを取り入れました。一定の基準が存在する事により、テレワークを使用するハードルも下がり、より浸透が進んだとの事。
また、2016年の都内豪雪時にもテレワークを実施するなど、悪天候による交通機関の乱れの影響を受けない働き方を実現しています。
テレワークを体験できる施設
実際にテレワークを導入するにあたり、使用感や必要な機材など様々な情報が必要になります。
「東京テレワーク推進センター」では、テレワークの体験や情報収集、相談が行えます。
実際に機材を触って使用感を確認する事も出来るなど、これからテレワークの導入を検討されている方にはまさにうってつけ。
HPにも、テレワークの実践事例紹介などが掲載されているので、検討中の方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
テレワークの導入にもさまざまな工夫や下準備が必要
今回は、テレワークにまつわる技術や制度をご紹介しました。
様々な取り組みが行われていますが、テレワークを浸透させるには様々な準備が必要です。
しかし、まずは取り入れる事が第一歩。
テレワークを取り入れるにはどうすればいいのか、気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください!
今回ご紹介したWebサイト
資生堂、オンライン会議時の自動メークアプリ「TeleBeauty(テレビューティー)」を開発
インフォテリア株式会社 最高気温予想が35度以上の猛暑日は「猛暑テレワーク」(在宅勤務等)を推奨。猛暑を避けて快適に働くことを提言し本当の“働き方改革”を追求します!